【謹賀新年:サルビア】 新年あけましておめでとうございます。

   謹賀新年】 

 皆様、新年明けましておめでとうございます。健やかな新年をお迎えになったことと、お慶び申し上げます。 

 

  今年の大きな話題は、英世会の新しい事業所として、調布駅前画像診断クリニックが1月4日に開院することです。実は、私は調布駅の近くに30年以上も住んでいて、画像診断クリニックまで徒歩3分という近さ! 調布市の事情にかなり詳しい私は、画像診断クリニックの職員でもないのに、あれこれとアドバイスしてしまいました。  調布駅前画像診断クリニックのMRIには、VSRADというソフトが入っていて、海馬の大きさ(正確にいうと、海馬傍回の萎縮度)が分かるのです。私も実験台になって、海馬の大きさを測定してもらいましたが、萎縮していませんでした。ホッ・・・・。あっ、言い忘れましたが、サルビアの隣りの英世会クリニックにもVSRADはあります。今年はウマ年ではなくて、トラ年ですが、海馬についてお話ししましょう。海馬というのは、脳の中で記憶を作る場所のこと。実をいうと、高齢者になっても、海馬の細胞を増やすことが可能なんです! たとえば、有酸素運動をすると、海馬細胞が増えます。ピッツバーグ大学の研究によると、高齢者でも毎日40分の散歩をすると、1年間で海馬が2%も増えました。東大の久恒准教授は、高齢のネズミを走らせて、海馬細胞を増やしました(1メートル走ると2個ふえる)。  脳トレでも、海馬の細胞は増えます。ただし、漢字・計算・クイズ・歌では、海馬は増えません。何かを「暗記」すると、海馬は増えます。お正月なので、カルタがいいですね。やり方は、10枚ほどの絵札を置いて、それを暗記してもらいます。暗記が終わったら、読み札を読む・・・・という具合にちなみに、暗記すれば暗記するほど海馬が増えることを発見したのは、イギリスのマグワイアという学者です。  

 話が長くなったので、このくらいにしておきましょう。それでは、旧年と同様に、本年もまた、サルビアのことを どうぞよろしくお願いいたします。 

施設長 福井一成